着々とすすむ「夜カフェ」準備

めずらしく、プロセスのご紹介です。


Qcafe2010 シリーズ「夜カフェ」の売りは、演者の先生方とそのお話であることは当然のこと、それに加え、「場作り」も特徴のひとつです(なんてったって、テーマが「光」「場」「美」ですし)。


以前ブリティッシュカウンシルの方が九大に来られたときに、「サイエンスカフェは、パブリックな場所で開催されることが好ましく、特に大学構内の施設は最もさけるべき場所」とおっしゃっていたのが印象に残っています。大学構内の施設を避ける理由は、そもそも構内には学外の人が入りづらいということと、アカデミックな場所をあえて避けることで、自由で対等な議論を促進するためです。


でもこのシリーズは、その大原則に反して、大学構内の施設を会場にしています。


というのも、シリーズ「夜カフェ」会場の九大博第一分館倉庫は、元々工学部の機械工場で、産業遺産的工作機械や砂地の鋳造場など、とっても渋みのあるいい場所なのです。恐らく、工学部の人にとってはありきたりな場所だったのかもしれませんが、私のような素人にとっては、えらくカッコよく感じられます。先日も、芸工の3年生を大勢案内しましたが、8割がた萌えてました。


アカデミックというよりはむしろ現場的。西部劇に出てくるバーのような雰囲気。しかも今回はランプで演出。地下鉄駅に一番近い門から入ってすぐという点も、大学構内感が少ない。多分、学内の(工学部以外の)人にとっても、相当新鮮だと思います。そのようなことから、「大学構内」とはいえごく異質な空間なので、あえて選んでみたわけです。


今回空間作りを手伝ってくださっているQULTEさんも、大のお気に入りです。メイキングは、この「夜カフェ」を含むコラボブログ、QULTEの「光が泳ぐ場所」で紹介されています。そちらも是非どうぞ→http://qulte.blog130.fc2.com/


実は今回、学外者優先受付期間を設けたのですが、情宣期間が短かったせいもあり、申し込みの伸びがいまひとつで・・・つい書き込んでしまいました。是非、「サイエンス」と「場」の両方、あるいはどちらか片方でも、楽しみにお越し下さい!